ちよ子ツイブログ

ちよ子がツイッターで長文を打ちたくなった時のブログです。

折角なので何かをしたためておこうと思って、ブログなどを引っ張り出してみたり。

元々唱歌が好きで「椰子の実」はつい歌を口ずさんでしまう曲のひとつという意味では馴染みがあったけども、実際の所は
小説も読んだことなければどんな人だったかも知らなくて…。
それでも自分なりに調べてこの約3ヶ月で少しは知識はついたんじゃないかなと思います。大体が詩に関することなんですけどね。でもほんとほぼ0からだったのでそこから考えるとまあ頑張ったのかなと…。
そういう中でも特に印象に残った事をみっつ語ります。

本そのものを読んで著作に触れる事がハードルを飛び越えて行くのなら、これはハードルをくぐるようなものかなとか思いながら、自分にとってより身近な分野からも探っていったら、想像以上に曲を付けられている詩が多かったです。
これは個人的に大きな発見でした。
最近の合唱曲集は勿論、箏曲にもなってたり、広く知られなかっただけで唱歌として作られているのもあったり…。特に箏は驚いたけど、年代から考えたらそりゃ作られるのもおかしくないなと。
もしかしたらどこかで耳にしたかもしれないと思うと何だか縁深いなと感じました。

縁深いといえばこれはあんまり詳しいことは言えないんですけど、家から比較的近い距離(あくまで田舎基準)に藤村ゆかりの宿がありましてね。
これも本当に驚きました。いや、本当に。
近くに来たのは知ってたけど、逗留した宿が現存しててしかも「ゆかりの宿」って看板を掲げてるとは思いませんでした。
これはもう、今の世の中の諸々が落ち着いたら行くしかないです。
この景色を見たのかなとか、この辺りを歩いたのかなって考えると、見知った土地でも特別に見える気がするので。
なんならこの路線使ったのかな?とか電車乗りながら考えてたんですけども、ただ私がいつも乗る路線の元となる鉄道はどうやら藤村が訪れた数年後に作られたようで…。
件の宿はその路線からしか行くルートがないのでどうやって来たんだろう…という謎があります。
これもまた調べるべきところですね。文学関係ないけど…。

「百年後の日本」という当時の著名人が2020年の日本について予想したものをまとめた本がありまして。そこで藤村は以下の様に残してます。

「もう百年も經ちましたら、私たちが今日まで苦しんで來たことで、何一つとして無駄になつたものの無かつたことを、積極的に證して呉れるやうな時代も來るだらうと思ひます」

私は基本ネガティブなんですが「今までの自分の人生で無駄な事なんてない。絶対どこかで役に立つ日がくる」ってここだけはポジティブに考えています。
でも最近は、今までやってきた事に何の意味もない。何の役にも立たない。って虚無感に襲われる事が多くて辛かったんです。
そんな中でこの一文を見て、やっぱり無駄な事なんてないのかなと思い直しては、ちょっと心が晴れました。きっと誰かに言って欲しかった言葉を言ってもらえたようで嬉しかったんだと思います。

以上です。
私なりに思ったこと、これからももっと知識を深めていきたい所存です。